吉貯金コラム

様々な占いや開運行動を試して最も効果があったのは一番お金のかからない吉方位だった話

方位

1時間で15万円の占いにも行きました。よく分からないセミナーにも顔を出しました。全部試した末に、最後に残ったのがいちばんお金のかからない方法だった——という話をします。

吉貯金ーLuck Bankー 毎日の開運行動を「運の貯金」に。 登録不要・無料 アプリを開く →

この記事は、誰に向けたものか

先に書いておきます。この記事は、自分の人生を、運の力を借りてでも何とかいい方向へ好転させたいという方に向けて書いています。

少しスピリチュアルよりの話も出てきます。そういう話が苦手な方は、ここでそっと閉じてください。

経営者ほど、運を軽く見ない

私の周りの経営者は、「運」というものをかなり重視しています。

神社に行く。トイレ掃除が日課。祐気取りを続けている。方法は人によってばらばらですが、運という要素をまったく見ない人は、ほぼいません。

意外に思われるかもしれません。数字で判断する人たちのはずなのに、と。

ただ、独立してみると分かります。会社を始めた時期は、自分が動かなければ収入がゼロになります。保証も、後ろ盾もありません。どれだけ手を尽くしても、実力では埋められない部分が必ず残ります。

その残りを、少しでもこちらに寄せておきたい。神頼みというより、できることは全部やっておきたい——そういう感覚なのだと思います。

中学生の読書の時間に読んだ一冊

私が「行い」と「運」の話に最初に触れたのは、中学の読書の時間でした。

読む本を決めていなくて、たまたま手に取ったのが『夢をかなえるゾウ』でした。関西弁の象が出てきて、主人公に小さな課題を出していく、あの本です。

正直に言うと、当時できたのはたったひとつ。トイレ掃除だけでした。

それだけは、なぜか今まで毎日やっています。

その後、20歳で就職して、23歳で独立しました。今年で、小さな会社を起業してから9年目になります。

中学から起業するまでの数年は、本当にトイレ掃除だけを続けていました。ただ、先日読み返してみると、書かれていた課題のほとんどは、いま自然にやっていることでした。

あの本の影響か、神社に参拝したら必ず1万円を納めるようにもしています。

——先日読み返したときには、そんな課題はなかったのですが。

お金に困らなかったのは、トイレ掃除のおかげだと思っていた

中学からトイレ掃除をひたすら毎日続けていたせいか、私はほとんどお金に困ったことがありません。

25歳のころには、いま買えば800万を超える時計を着けていましたし、月に入ってくる額が700万を下回らなかった年もあります。金銭的な面だけを見れば、同世代よりはいい生活をしていたと思います。

もちろん、因果関係は証明できません。それでも当時の私は、半分本気で「トイレ掃除のおかげだ」と思っていました。

だとすれば——運というものは、本当に存在するのではないか。

そう考えてしまったら、他も試したくなりました。

1時間15万円の占いにも行った

そこから、いろいろやりました。

さまざまな占いを受けました。1時間で15万円払ったこともあります。よく分からないセミナーにも顔を出しました。開運グッズも買いました。

全部が無駄だったとは言いません。話を聞いてもらうだけで整理がつくこともあります。

ただ、手元に何も残らなかったのは事実です。その場では前向きになるのですが、一週間もすれば元に戻る。そしてまた次を探す。振り返ると、けっこうな金額を使っていました。

最後に残ったのは、気学の吉方位だった

あれこれ試した末に、私にとって一番はっきり効果を感じたのが、気学の吉方位でした。

古くから「祐気取り(ゆうきどり)」と呼ばれてきたものです。自分にとって良い方角へ自ら出向き、その土地の気を取り込む。それだけの話です。

これが良かった理由は、はっきりしています。

結局、いま私の手元に残っているのは吉方位とトイレ掃除。メインはこの2つだけです。どちらも、お金がそこまでかかりません。

1時間15万円を払っていた私が言うのも変ですが、いちばん効いたのは、いちばんお金のかからないものでした。

とりあえず試して、2か月後

吉方位を本気でやろうと思ったきっかけは、知人でした。

その人は、吉方位を生活に取り入れたあと、数十億円の収益を出してFIREしました。とりあえず否定できる材料もなかったのと、個人的に何でもやってみたくなる性分なので、さっそく日常に取り入れてみました。

最初は、やってみて何も起きなければそれで終わりにすればいい、くらいの感覚でした。

その2か月後、3000万を超える臨時収入がありました。

大変胡散臭く感じられると思いますが、事実です。

ただ、ここははっきり書いておきます。宝くじが当たったわけでもなく、事業の収益です。ですから吉方位のおかげだと証明する方法は、私にはありません。偶然かもしれない。それまでの仕事が実を結んだだけかもしれない。

ですが、人間とは単純なもので——それ以来、私は日常に吉方位を取り入れることが日課になりました。

周りで起きたこと

私の周りでも、仮想通貨で成り上がった知人、事業が飛躍的に伸びた友人。実践している人は、軒並み事業がうまく回り始めているという印象です。

一時期は効果を感じすぎて、ちょっとした話題になったくらいでした。

ほかにも事細かに言えるのですが、他人のエピソードを長々と話しても胡散臭くなってしまうので、このへんで止めておきます。

聞いた話と、見た話は分けておく

この世界にいると、もっと大きな話も耳に入ります。吉方位を経営判断に取り入れて年商を数十倍にした、というような話です。

名前の出ている方もいます。唱田士始矢(うただとしや)さん。2008年にサッカーくじのBIGで1等6億円を当て、いまは開運コンサルタントとして本も出されている方です。雑誌の取材では、ご本人が「BIGは吉方位で買うのが正解」と語っています。

ただ、私はそのどなたにも直接お会いしたわけではありません。だからここでは、「そういう話がある」以上のことは書きません。

この手の話は、人を通るたびに大きくなります。自分の目で見たものと、人から聞いた話。そこだけは分けて置いておくようにしています。そうしないと、いちばん伝えたいことまで嘘っぽくなってしまうので。

吉方位は1000年前から生活に取り入れられていた

ここからは、感覚の話ではなく歴史的な記録の話です。方位を気にする習慣は、日本で1150年以上前から国家の記録に残っています。

865年、天皇の引越しが止まった

方違え(かたたがえ)という習わしがあります。行きたい方角が凶方位のとき、前日に別の方角の家へ泊まり、そこから目的地へ向かうことで方角を変える方法です。

記録に残る最初の例は865年(貞観7年)。清和天皇が東宮から内裏へ移ろうとしたとき、陰陽寮——方位と暦を司る国の役所です——が「天皇の本命は庚午であり、乾(北西)は絶命にあたるため避けるべきです」と上奏しました。

天皇の移動が、方位を理由に止まったのです。個人の願かけではなく、国の役所が正式に判断した記録として残っています。

貴族は毎日、方位を確認していた

平安時代の貴族にとって、方位の確認は日課でした。大将軍、天一神、太白神、王相神、金神、土公神——複数の方位神がそれぞれ違う周期で移動するため、具注暦(当時のカレンダー)を毎日見て、その日どの方角が塞がっているかを調べていました。

『源氏物語』にも出てきます。〈帚木〉では、源氏が内裏から左大臣邸へ向かおうとして方塞がりに当たり、伊予守の家へ移ります。その移った先で、空蝉と出会うことになります。

物語のなかですら、方位を変えたことが人生を変えている。当時の人が方位をどう捉えていたかが、よく分かる場面だと思います。

都そのものが、方位で選ばれた

平安京は四神相応——北に山、東に川、南に開けた水、西に道——という方位の考え方にもとづいて選ばれた土地です。

国を動かす人たちが、千年以上にわたって方位にお金と時間をかけてきました。

いまは、こうした話がスピリチュアルの一言で片づけられる場面が多くあります。

ただ、歴史を振り返れば、占いひとつとっても戦の日取りや進軍の方角を決めるのに使われていました。国の行方を左右しかねない場面で、真剣に用いられてきたということです。

偉大な先人たちが重宝してきたものを、「怪しい」の一言で切り捨てることは、私にはどうしてもできないのです。

もちろん「長く続いたから正しい」とは限りません。ただ少なくとも、誰かの思いつきで生まれた話ではないことは確かです。

吉方位とは、結局なにをするのか

仕組みそのものは吉方位の基本の記事に詳しく書きました。ここでは要点だけ。

基準は自宅です。職場でも出先でもありません。

私のやり方

日盤は、毎日の仕事に

私は日々の仕事に日盤を取り入れています。打ち合わせの場所、外出の方向、食事に行く店。選べるときは、良いほうを選ぶ。それだけです。

毎日のことなので、効果を実感するというより習慣になっているという感覚に近いです。

年に数回の旅行が、いちばん効く

はっきり違いを感じるのは、年に数回の吉方位旅行のほうです。

目安としてよく言われるのが自宅から100km以上・3泊4日。遠いほど、長く滞在するほど作用が大きいとされます。私の体感でも、ここが本命です。

行った先では、水を飲む・食べる・温泉に入るとよいとされます。土地の気を体に入れるという考え方です。

私はとくに水を重視しています。人の体は大半が水分だから、その分だけ水からいい影響を受けやすい——吉方位の本でそう読んでから、飲む水と入る湯を優先するようになりました。

予約した時点から始まっている

おもしろい考え方があります。吉方位旅行は、行った日ではなく計画を立てた日から始まっているというものです。

予約をした瞬間に、意識がその方角へ向く。実際、行くと決めた時点で気分が変わるのは、多くの人が経験することだと思います。

やってはいけないこと

効果が出るまでの期間について

よく聞かれるので書いておきます。諸説あります。すぐに出るという人もいれば、数か月から数年かけて表れるという人もいます。

私の場合はたまたま2か月でしたが、これを基準にしないでください。2か月で何も起きなかったからやめる、というのがいちばんもったいない。

運は、才能より大きいのかもしれない

ここからは、方位から少し離れます。私が本当に言いたいことです。

私自身を振り返ると、単純に運が良かったと思います。

若くして稼げたのは、インターネットという基盤があったからです。少ない元手でビジネスを始められた。もし開業に多額の資金が要る時代に生まれていたら、私はおそらく挑戦すらしていません。

能力の話ではありません。生まれた時代の話です。

ビル・ゲイツの、母親のつながり

誰でも知っている有名人を例に挙げます。

マイクロソフトが世界企業になった転機は、1980年のIBMとの契約でした。当時のマイクロソフトは創業5年の小さな会社です。

ビル・ゲイツの母メアリー・ゲイツは、全米ユナイテッド・ウェイ(慈善団体)の理事を務めていました。そして同じ理事会に、IBMの会長ジョン・オペルがいました。

メアリーがオペルに息子の会社の話をした。後にIBMが外部委託先を検討したとき、オペルはマイクロソフトを「ビル・ゲイツ——メアリー・ゲイツの息子が経営している会社」として記憶していたと伝えられています。

ゲイツに実力があったことは疑いようがありません。それでも、母親がたまたま同じ理事会にいなければ、あの契約はなかったかもしれない。

ゴッホの、売れなかった生涯

逆の例も。

フィンセント・ファン・ゴッホは、生前ほとんど絵が売れませんでした。生活は弟テオの仕送りに頼り、37歳で亡くなります。

いま、彼の絵は世界で最も高い値がつく作品のひとつです。絵の質は、生きているあいだも死んだあとも変わっていません。変わったのは、評価する側の時代のほうです。

ゲイツとゴッホ。実力で説明しきれないものが、そこにはあります。だから私は、運を軽く見ることができません。

「運がいい人」には、共通点がある

ここで、精神論ではなく研究の話をします。

イギリスの心理学者リチャード・ワイズマン(ハートフォードシャー大学)は、10年をかけて数百人を追跡し、「運がいい人」と「運が悪い人」の違いを調べました。

有名な実験があります。両方のグループに同じ新聞を渡し、「写真が何枚あるか数えてください」と指示します。

ただし新聞の2ページ目には、半分を使う大きな字でこう書いてありました。

「数えるのをやめてください。この新聞に写真は43枚あります」
そのすぐ隣に、同じ大きさで——
「これを見たと実験者に伝えれば、250ドル差し上げます」

結果は、はっきり分かれました。

自分を「運がいい」と思っている人は、ほとんどが両方に気づきました。「運が悪い」と思っている人は、ほとんどが見落としました。指示どおり、写真を数え続けたのです。

ワイズマンは、運のいい人に共通する4つの原則を挙げています。

  1. 偶然の機会を作り、気づき、動く
  2. 直感に従って決める
  3. 良いことが起きると期待している
  4. 悪い出来事を、良い方向へ捉え直す

運が悪いと感じている人は、不安が強く、視野が狭くなっていたと報告されています。目の前の課題に必死になるあまり、250ドルが見えなくなる。

つまり運は、性格ではなく行動のクセの問題だったということです。

とりあえず、やってみる

私が思う、人生がうまくいく秘訣はひとつだけです。

とりあえずやってみる。

ワイズマンの研究が示したのは、まさにこれだと思っています。運がいい人は、特別な力を持っているのではありません。顔を上げて、目の前のもの以外にも目を向け、気づいたら動いているだけです。

考えている時間が長い人ほど、動きません。私も、占いに15万円払って「よし」と思ったまま、何もしなかった時期があります。あのときいちばん足りなかったのは、情報ではなく行動でした。

吉方位をすすめるのも、同じ理由です。やってみるコストが、ほとんどゼロだからです。

近所の神社まで、いつもと違う方角から歩く。それで何も起きなければ、やめればいい。失うものが何もない挑戦を、やらない理由のほうが見つかりません。

後日談 ── このアプリも、吉方位から生まれました

最後に、ひとつ書いておきたいことがあります。

この吉貯金というアプリは、日盤の吉方にあたる近所の公園で涼んでいたときに思いつきました。特に何かを考えていたわけではありません。方角を選んで、そこにいた。それだけです。

形になったところで、知人の経営者に見せました。

すると、その方も吉方位の実践者でした。大変気に入ってくれて、「アプリが作れるのか」という話になり、そこからBtoB向けの、かなり大きなシステム開発の依頼をいただくことになりました。

自分のために作ったものが、思ってもいない形で仕事になりました。

これも方位のおかげだと証明する方法はありません。ただ、あの日あの公園にいなければ、このアプリは存在していません。それだけは確かです。

いまはAIがある時代です。発想さえあれば、形にするのは以前よりずっと簡単になりました。私は専門の技術者ではありませんが、それでも作れました。

だからやはり、とにかく行動だと思います。

なぜ「続けること」が必要なのか

ここまで読んで、こう思われたかもしれません。「面倒くさそうだ」と。

そのとおりです。方位は、続けなければ意味がありません。そして続けるには、その日どちらが良い方角かを毎回調べる必要があります。手計算では、まず続きません。

私が吉貯金というアプリを作ったのは、そこが理由です。

自宅を登録すれば、その日の吉方位が地図に出ます。掃除や瞑想と同じように、方位に動いた日も記録として積み上がっていきます。自分のために作ったようなものですが、同じように人生を動かしたい人にこそ使ってほしいと思っています。

最後に

私は、方位が万能だとは思っていません。人生の質を上げるのは、やはり行動量のほうです。

お金を稼ぐことに例えるなら、『運』は蛇口をなめらかに回すための潤滑剤のようなものだと思っています。

ただ、潤滑剤をどれだけ塗っても、水路を引いて、蛇口をひねる人がいなければ、水は一滴も流れてきません。その水路と蛇口が『行動』です。

逆に、水路だけ立派に引いても、蛇口が固くて回らなければ、そこで止まります。

だから、『運』と『行動』のどちらにも偏らないこと。そのバランスを保つことが、いちばん大事だと思っています。

それでも、この習慣には確かなものがひとつあります。自分で行き先を決めるようになる、ということです。

流されて過ごす一日と、自分で向きを決めた一日。1150年前の人たちが方位にこだわった理由も、案外そこにあったのではないか——最近はそう思うようになりました。

中学生のときに始めたトイレ掃除は、今も続いています。あれが何かを変えたのかどうかは、やはり証明できません。ただ、続けてきたという事実だけは、誰にも消せません。

疑わずに、まず一度やってみてください。今日ひとつ、何か貯まりますように。

ご案内:本記事に書いた出来事は、筆者および筆者の周囲で実際にあったことです。ただし方位との因果関係を示すものではなく、特定の効果や結果を保証するものでもありません。日々の暮らしを心地よく整えるきっかけとしてお読みください。

まとめ

出典