寅の日とは?2026年の日付一覧と、財布を新しくするタイミング
出ていったお金が、還ってくる。寅の日が金運の日とされるのは、虎という動物の習性に重ねられた一つのことわざからでした。2026年の日付と、この日の使い方をまとめます。
寅の日とは
寅の日(とらのひ)は、十二支の「寅」が巡ってくる日のことです。日にも十二支が割り当てられているため、12日に一度やってきます。年に30日前後、月に2〜3日という計算です。
一粒万倍日や天赦日と同じく、暦注のひとつとして古くから意識されてきました。とくに金運と結びつけて語られることが多い日です。
「千里往って千里還る」の意味
寅の日が金運の日とされる根拠は、「虎は千里往って千里還る」ということわざにあります。虎は一日で千里を駆け、そしてまた千里を戻ってくる——という、その行動範囲の広さと帰巣性を言いあらわした言葉です。
ここから、出ていったお金が戻ってくる日という解釈が生まれました。同じ理由で、旅立ちの日としても縁起がよいとされます。旅に出た人が無事に帰ってくる、という願いです。
虎の毛色が金色であることも、金運と結びついた一因だと言われています。
2026年の寅の日 一覧
2026年の寅の日は全部で31日です。
| 1月 | 4日(日)16日(金)28日(水) |
|---|---|
| 2月 | 9日(月)21日(土) |
| 3月 | 5日(木)17日(火)29日(日) |
| 4月 | 10日(金)22日(水) |
| 5月 | 4日(月)16日(土)28日(木) |
| 6月 | 9日(火)21日(日) |
| 7月 | 3日(金)15日(水)27日(月) |
| 8月 | 8日(土)20日(木) |
| 9月 | 1日(火)13日(日)25日(金) |
| 10月 | 7日(水)19日(月)31日(土) |
| 11月 | 12日(木)24日(火) |
| 12月 | 6日(日)18日(金)30日(水) |
寅の日にすると良いとされること
財布を新しくする・使い始める
寅の日の使い方として、いちばん知られているものです。「出ていったお金が還ってくる」財布になるように、という願かけにあたります。
買った日ではなく使い始めた日を合わせるのが習わしです。前日までに買っておいて、当日の朝から中身を移す。この段取りが一般的です。
旅行に出る・予約する
「千里往って千里還る」の後半、無事に帰るという意味からです。旅立ちの日、あるいは旅の予約をする日として選ばれます。出張が多い方は、この日に切符を取ると少し気分が変わるかもしれません。
宝くじを買う
金運の日として、宝くじの購入日に選ばれることがあります。特に一粒万倍日と重なる日は売り場が混み合うことでも知られています。
お金を使う
意外に思われるかもしれませんが、寅の日は「使ってもよい日」とされます。出ていったものが還ってくると考えるためです。買い控えていた必要なものを、この日に買う。そういう使い方をする人もいます。
寅の日に避けたいとされること
結婚・入籍
「還ってくる」が、婚礼では出戻りを連想させるとして嫌われることがあります。ただしこれは語呂合わせに近い解釈で、気にしない考え方も同じくらい一般的です。
葬儀
同じ理由から、葬儀や納骨は避けるならわしがあります。故人が還ってきてしまう、という言い伝えです。
いずれも「そういう言い方が残っている」という程度のもので、地域や家によって受け止め方はさまざまです。関わる方がいる場面では、周囲の考え方に合わせるのが穏当でしょう。
巳の日・己巳の日との違い
金運の日としてもうひとつよく挙がるのが巳の日(みのひ)です。こちらも12日に一度巡ってきます。
| 日 | 由来 | 向いていること |
|---|---|---|
| 寅の日 | 虎は千里往って千里還る | 財布の使い始め、旅立ち、支出 |
| 巳の日 | 白蛇は弁財天の遣い | 金運を磨く、芸事、貯める・納める |
ざっくり言えば、寅の日は「動かす」、巳の日は「磨く・納める」。弁財天は財だけでなく音楽や芸能の神でもあるため、巳の日は習い事を始める日としても選ばれます。
さらに、干支の「己(つちのと)」と重なる己巳の日(つちのとみのひ)は60日に一度で、巳の日の中でも特別とされます。2026年は2月24日(火)・4月25日(土)・6月24日(水)・8月23日(日)・10月22日(木)・12月21日(月)の6日です。くわしくは巳の日・己巳の日の記事にまとめました。
2026年の巳の日は次の通りです。
| 1月 | 7日(水)19日(月)31日(土) |
|---|---|
| 2月 | 12日(木)24日(火) |
| 3月 | 8日(日)20日(金) |
| 4月 | 1日(水)13日(月)25日(土) |
| 5月 | 7日(木)19日(火)31日(日) |
| 6月 | 12日(金)24日(水) |
| 7月 | 6日(月)18日(土)30日(木) |
| 8月 | 11日(火)23日(日) |
| 9月 | 4日(金)16日(水)28日(月) |
| 10月 | 10日(土)22日(木) |
| 11月 | 3日(火)15日(日)27日(金) |
| 12月 | 9日(水)21日(月) |
財布の「寝かせ方」について
新しい財布を使い始める前に、しばらく寝かせるという話を聞いたことがあるかもしれません。使わない期間に一定額を入れておき、財布に「これくらい入るもの」と覚えさせる、という考え方です。
これは比較的新しい俗説で、古い暦の書物に出てくるものではありません。とはいえ、新しい財布を迎える準備の時間として悪くないとも思います。中身を整理し、いらないカードを抜き、レシートを捨てる。その時間そのものに意味がある、というくらいの受け取り方がちょうどよさそうです。
まとめ
- 寅の日は12日に一度。2026年は31日
- 由来は「虎は千里往って千里還る」。出ていったお金が還る日とされる
- 財布の使い始め、旅立ち、旅の予約に選ばれる
- 結婚・葬儀は「戻る」を嫌って避けるならわしがあるが、解釈は分かれる
- 巳の日は「磨く・納める」日。60日に一度の己巳の日は特別とされる