天赦日とは?2026年は6日だけ。一粒万倍日と重なる日と使い方
百の神が天に昇り、すべての罪を赦す。天赦日は、暦のうえで最上とされる日です。年に5〜7回しかないその日を、2026年の日付とあわせて紹介します。
天赦日とは
天赦日(てんしゃにち/てんしゃび)は、暦のうえでもっとも縁起がよいとされる日です。「天が万物の罪を赦す日」という意味を持ちます。
年に5〜7回しか巡ってきません。一粒万倍日が年60日前後、寅の日が年30日前後であることを思えば、その希少さが分かります。
由来 ——「天が赦す」ということ
暦の解説書では、「百神(ひゃくしん)が天に昇り、万物の罪を赦す日」と説明されます。この日に始めたことには天のとがめがない、つまり何をするにも障りがない日という考え方です。
吉日の多くは「これに向く/これは避ける」と用途が限られますが、天赦日にはその限定がありません。そこが最上とされる理由です。
天赦日はどう決まるのか
天赦日は、季節と日の干支の組み合わせで決まります。
| 季節(節切り) | 該当する日の干支 |
|---|---|
| 春(立春〜立夏の前日) | 戊寅(つちのえとら) |
| 夏(立夏〜立秋の前日) | 甲午(きのえうま) |
| 秋(立秋〜立冬の前日) | 戊申(つちのえさる) |
| 冬(立冬〜立春の前日) | 甲子(きのえね) |
干支の巡りは60日周期、季節の区切りはおよそ3か月。両方が噛み合う日だけが天赦日になるため、年に数日しか成立しません。年によっては同じ月に2回続くこともあれば、半年近く空くこともあります。
2026年の天赦日 6日
- 3月5日(木)一粒万倍日と重なる
- 5月4日(月)
- 5月20日(水)
- 7月19日(日)一粒万倍日と重なる
- 10月1日(木)一粒万倍日と重なる
- 12月16日(水)一粒万倍日と重なる
このうち3月5日・7月19日・10月1日・12月16日の4日は一粒万倍日と重なります。「最強開運日」と呼ばれるのは、たいていこの組み合わせのことです。
さらに3月5日は寅の日とも重なり、2026年でもっとも吉日が重なった日でした。5月4日も天赦日と寅の日の重なりです。
天赦日に選ばれること
入籍・結婚
婚姻届の提出日として人気があります。役所が開いている平日かどうか、六曜の大安と重なるかどうかを合わせて見る方が多いようです。
開業・開店・独立
登記の日付や開店日を合わせるケースです。「天のとがめがない」という性質が、新しく事を起こす場面と噛み合います。
引越し・契約
物件の契約日、引越しの日取り。ただし引越しは方位の考え方も関わるため、気にする方は吉方位もあわせて見ることになります。
財布をおろす・銀行口座を開く
一粒万倍日と重なる天赦日は、財布の使い始めに選ばれる筆頭です。くわしくは財布をおろす日の記事にまとめました。
謝ること、やり直すこと
あまり語られませんが、「罪を赦す日」という原義からすれば、これこそ天赦日らしい使い方かもしれません。こじれたまま置いてある連絡を、この日に一件だけ送ってみる。そういう日にしてもいいと思います。
不成就日と重なったら
天赦日が不成就日(ふじょうじゅび)と重なる年もあります。不成就日は「何事も成就しない」とされる日で、この場合の解釈は分かれます。
- 最上の吉日なので打ち消されない、という考え方
- 凶を優先して避ける、という考え方
暦注の解釈に唯一の正解はありません。気になるなら別の日にする、気にしないなら進める。判断の基準は、当日その決断を気持ちよく迎えられるかどうかだと思います。
年に数日しかない日と、どう付き合うか
天赦日を待って何かを始めるのは、悪くない使い方です。ただ、次の天赦日まで2か月空くこともあります。その2か月を待つあいだに熱が冷めてしまうなら、本末転倒でしょう。
大きな契約や届出のように「日付が記録に残ること」は天赦日に。習慣や勉強のように「明日からでも始められること」は、月に4〜6回ある一粒万倍日に。そう分けて考えると、暦は待つ理由ではなく、始める理由になります。
まとめ
- 天赦日は「天が万物の罪を赦す」とされる、暦で最上の吉日
- 年に5〜7回。2026年は3/5・5/4・5/20・7/19・10/1・12/16の6日
- うち4日は一粒万倍日と重なる(3/5・7/19・10/1・12/16)
- 入籍、開業、引越し、財布の使い始めなど、日付が残ることに選ばれる
- 日々始められることは、もっと頻度の高い吉日で十分